top of page

感覚の乱れが不調を招く理由

  • kalaniyoga11
  • 5月23日
  • 読了時間: 5分

更新日:5月24日


ヨガやアーユルヴェーダ、自分に向き合うことを日常に取り入れ実行していくと、徐々にクリアになっていく『感覚器官』


感覚は日常を豊かにしてくれる。

だが過剰に感覚が反応すると「こだわり」から、ラジャスが発動してしまうこともある?


本日は、健康と感覚の関わりについて触れていこうと思います。



アーユルヴェーダ健康の定義

Samadosah samaagnisca samadhatu malakriyah prasannatmendriyamanah savastha ityabhidhiyate

ドーシャが調和し

消化の火が整い

身体組織と排泄が正常で

魂・感覚・心が穏やかで満たされている状態

それを「健康」という。



アーユルヴェーダでは、健康の定義のひとつに

「魂・感覚・心が穏やかで満たされている状態」という一節が記されています。


感覚は、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚5つ感覚器官があり、「五感」と呼ばれる。

それらは日々の生活を彩り豊かに体験させてくれる。

その反面、受け手はそれにより心が大きく揺れうごき、身体や心が過剰反応してしまい良からぬ緊張が生じる場合もあります。


美しいものを目にすると、「嬉しい」「楽しい」などの心が高揚するような感情が動く(人もいる)

耳を引きちぎるような凄まじい騒音を耳にすると、嫌悪感を抱き身体を硬く緊張させてしまう方もいるかもしれない。


そんな風に、五感により身体・心に受ける影響が変化してくる。


ですが、日々の忙しさやストレス、五感の過剰なまでの刺激により正常に機能しなくなることが多々あります。


「自分の身体や心の状態が分からない」

初来店のお客様にカウンセリングをさせていただくときに、よく耳にする言葉です。

身体や心に受けた感覚にモヤがかかり「鈍感」になっているのです。


ですが、トリートメント後のアフターカウンセリングでは

「すごく疲れていたんだ」

「こんなに身体が凝っていたんだ」

「こんなにも冷えていたんだ」

「呼吸ができるようになった」

「自分に向き合えた」

「自然と涙が溢れ出た」

など


トリートメント後に様々な騒音が消え、自分自身の身体の反応が分かるようになっていきます。


自分の心身の状態が分かるようになってきた『めでたし、めでたし』

・・・で終わらないのが、思考・心を持っている人間の複雑さ。


ここから、ヨガやアーユルヴェーダまたは自分自身と向き合うことを日常の中でも続けていくと、自分自身がキャッチできる感覚が段々とクリアに鋭くなっていきます。



感覚に「過剰」に反応した時に陥ること


「心地よいもの」「体が喜ぶもの」などへの過度の【こだわり】が強くなり、それ以外は受け付けない。

自分自身の感覚の中で「嫌悪感」として反応するものへの過緊張が起こるのです。

「嫌悪感」を全てを排除しようという、自分の中の「正義」が動き出す。


これらに固執することにより、何が起こるかというと

ものすごく「ラジャシック」な状態へと入り込んでしまうのです。



ラジャシックな状態の特徴


活動的でエネルギーに満ちている反面、バランスを崩すと感情的になりやすいのが特徴です。

心と行動: 情熱的で努力家、チャレンジ精神旺盛ですが、行き過ぎると怒り、イライラ、嫉妬、執着、常に刺激を求める状態に陥ります。


五感を正常に感じられていれば

「今、これを感じている」ただそれだけなのに


過剰に感情が働き

自分自身の「正義」が自分を苦しめ、ストレスを引き込むことになってしまいます。


この状態を長く続けてしまうと、体調を壊してしまう可能性があり、【健康】から遠ざかってしまうのです。


余談ですが


仕事へ行くために満員電車に乗っていた時のこと。

電車内は、隙間がない程に沢山の人で溢れかえり、ご存知の通り心地よいはずがないのです。


ホームに電車が到着し、沢山の人が車内から車外へ降りるという時に、頑なに退かずに動かない女性の方がいらっしゃいました。ま、よくあることですが。。。


場所を譲るべきだ、という話ではなく。

その一件の後、たまたまその女性の真後ろに私が入ることになり、とても混んでいるので不本意ながらほんの少しではありますが、女性の背中に触れてしまうタイミングがありました。


私はその時の女性の身体の「硬さ」にびっくりしたのです。(ストレッチ、筋肉などの硬さ・柔らかさという意味ではありません)

まるで、川の中で動かない岩のようだったのです。


今まで、満員電車内で人の体に触れてしまうということは多々ありましたが、初めての感覚でした。

一体何が彼女をそうさせてしまったのか。。。

この女性の心の状態が気になったのでした。


身体の硬さは、心の硬さに比例すると私は思っています。

頑なな「こだわり」を手放し、調和をとると一気に緩みます。

自分を守るために仕方なく纏った鎧かもしれませんが、実はその選択がより身動きを取りづらく、生きづらくしているのかもしれないな、と思った出来事でした。



感覚をコントロール


感覚から生じた「嫌だ」などのネガティブな感情に振り回されずにするには?

瞬時に反応せずに一旦【深呼吸】



そして「そんなこともあるよね」と「あなたはそうなのね」と他人の考えを一旦見る。(危険なこと以外)

受け入れなくてもいい、一旦【見る】

このちょっとした時間が大切なのです。


自分を知り、感覚から得たものを大切にする中で、周りとの調和をとる柔軟な心・態度が、見える景色を広げ、心を柔らかくしてくれるように思います。


金子みすゞさんの言葉「みんな違ってみんないい」


私も年齢・経験を積み重ねていく中で

学んだもの、感じたものが全てではなく「そんなこともある」「それもあり」というバランス力を高めていきたいと思うようになってきました。


私もまだまだ、感情が先走ることも多々あります。自分の心に湧き上がった感情を冷静に見て行動するよう頑張っている最中です(笑)


「人生は思い通りにいかないものだ」

ある住職さんの言葉です。


それならば、頑なに身体を固めて自分を守り孤立するよりも、周囲との調和を文句言いながらも(笑)楽しんで過ごしていきたいものです。




頑なになりすぎず、【魂・感覚・心が穏やかで満たされている状態】を少しずつ育んで、本当の意味での【健康】を手に入れていきたいなと感じた本日の私の「つぶやき」でした。




最後までお読みいただきましてありがとうございました。

コメント


bottom of page